知多半島の“最新鋭“火力発電所で爆発 国内最大級の発電能力 愛知・武豊町

 31日15時11分頃、愛知県武豊町の火力発電所で「爆発があった」「黒煙が上がっている」などと近隣住民から多数の119番の通報があった。

消防によると、現場は「JERA 武豊火力発電所」で、16時00分現在も消防車など14台を出動させて、消火活動を続けているという。これまでに、けが人や逃げ遅れに関する情報は入っていないという。

武豊町役場によると、住民から「建物が揺れた」といった連絡が入ったものの、住宅等の被害に関する情報は入っていないという。(31日16時10分時点)

中部電力によると、この発電所の爆発に伴う停電は発生していないという。

発電所を運営するJERAによると、トラブルのあった5号機は15時29分に運転を停止したという。1号機〜4号機は廃止されている。また、中部電力管内の電力供給に直接的影響はないものとみられる。

SNS上の投稿からは、ボイラー施設の13階部分や貯炭庫に繋がるベルトコンベアから黒煙が上がっている様子が確認できる。また、爆発音ともに家屋が揺れたといった報告もある。

JERAは、東京電力と中部電力が50%ずつ出資する火力発電所の建設・運営などを手掛けるエネルギー企業で、液化天然ガス (LNG) の取扱量は世界最大級。

今回、事故が起きた5号機は最新鋭の設備を導入して、2022年8月に稼働を開始した石炭火力発電所で、単機出力としては国内最大級である107万kWの発電能力を有している。(JX通信社/FASTALERT) 

南知多町からも黒煙が目撃される(画像提供:NewsDigestユーザー)

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