JR東海道線 非常ボタン押された踏切を時速95キロで通過「作業に気を取られ...」

JR東海は31日、24日夕方に、非常ボタンが押された踏切を東海道線の快速列車が時速95キロで通過していたことが判明したと発表した。

同社によると、24日17時24分頃、穂積駅~大垣駅間の加賀野道踏切(JRと樽見鉄道の共用踏切)で、雪により走行不能となった乗用車を見つけたJR東海の係員が踏切支障報知装置(非常ボタン)を扱った。これにより、当該踏切の特殊信号発光機が停止信号を表示したものの、23分ほど遅れて運転していた8両編成の下り快速列車は停止することなく、時速95キロで通過したという。乗用車が樽見鉄道樽見線側で立ち往生していたため、東海道線の列車と接触することはなく、乗客約550人や乗用車に乗っていた人にけがはなかった。

この「信号違反」は、JR東海HPの問い合わせフォームへの連絡があったことで発覚したという。

快速列車の乗務員は、大垣駅到着後の作業内容に気を取られて停止信号に気づくのが遅れたと説明している。

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