ソラシドエア 乗客34人を乗せずに出発 羽田空港で駐機場へのバスが行き先を間違える

11日朝、羽田空港でソラシドエアの熊本行きが30人以上の乗客を乗せないまま出発するトラブルがあった。

ソラシドエアによると、11日の羽田発・熊本行きSNJ11便の乗客105人は、バス3台に分かれターミナルから駐機場に向かった。このうちバス1台の駐機場への到着が遅れ、このバスに乗っていた34人が搭乗できないまま、飛行機はドアを閉めて出発した。同便が駐機されていたのは、空港北側の502番スポット。

通常、ターミナルから駐機場に向かうバスの運転士には、向かう駐機場のスポット番号(11日は502番スポット)と、飛行機の機体記号(11日に使用された機材はJA805X)などが書かれたメモが渡されるが、何らかの手違いがあり、2番目に出発したバスが空港北側の“805”番スポットに向かって走行した。誤りに気づいたバスの運転士→バス運行会社→ソラシドエアの運航部門→SNJ11便の操縦席の順で連絡があり、出発した飛行機は駐機場に引き返したという。

一度出発したSNJ11便(定刻7時15分発)は、駐機場で34人を乗せて、7時47分に再出発した。

飛行機の出発前に、地上係員から客室乗務員へゲートを通過した乗客数の引き継ぎを行うが、地上係員が正しく運行された3台目のバスに乗っていたため、最後のバスが到着したと認識して飛行機のドアが閉まったとみられる。

同社は関連する職員に聞き取りを進めるなど、トラブルの原因を調査している。(JX通信社/FASTALERT)

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