大阪府泉南市とNewsDigestを運営するJX通信社が地域防災力の強化に関する協定を締結
きょう26日、大阪府泉南市と、NewsDigestを運営するJX通信社は、泉南市役所において「地域情報等の収集・発信のDX推進に関する連携協定」の締結式を行いました。
本協定は、NewsDigestの「情報提供機能」を活用した地域の安心・安全などに関する情報の収集や、NewsDigestで得られた情報を活用した市からの情報発信を共同で推進するもので、市民・地域・行政間の情報共有の充実、自助・共助・公助の強化による地域防災力の向上を目指します。JX通信社による自治体との連携協定締結は全国6例目で、大阪府内においては初となります。
また、今回の協定締結を受けて実施する実証事業では、泉南市民に対して「NewsDigest」を通じた情報投稿を呼びかける他、JX通信社が開発協力し、新機能を実装したあいおいニッセイ同和損保のリアルタイム被害予測・防災アプリ「cmap」(シーマップ)も活用し、あいおいニッセイ同和損保大阪南支店などの社員が安全・安心に関する情報を収集、JX通信社が内容確認の上「FASTALERT」(※)で共有します。
締結式に出席した山本優真市長は、「平成29年の台風の際に自分は市会議員だったが、(当時の)Twitterで情報を調べていたら、情報が果たして正しいのかわからない、という事例があり、連絡もとれない情報があった経験があり、ファクトチェックを含めた市民情報収集の仕組みに注目した。また、日頃から危険箇所の情報を投稿いただくことで、これまでの人伝での情報収集に加えて、住民サービスの向上につながるのではないかと考えている。職員数も限られることから、危機管理においては、AIで効率よく判断をしていけるようにしたい。」と期待を語りました。
JX通信社代表の米重はこれを受けて、「災害の激甚化が進んでいる。初動対応のためには、正確な情報が重要。さらに公助だけでなく、自助共助の推進が必要であり、協定を通じて取り組みを広げていきたい。今回の実証ではあいおいニッセイ同和損保の地元支店にも、同社の「cmap」アプリを通じて参加いただく。地域での取り組みを広げていく。」と述べました。
本実証の成果の一部は、2023年11月18日(土)にイオンモールりんくう泉南で開催される泉南市防災キャラバンにて発表予定です。
※FASTALERTはJX通信社が提供しているリアルタイム型のリスク情報収集・配信提供サービスです。NewsDigestやSNSによる投稿をAIによって分析し、デマ情報を排除した信憑性の高い情報を配信しています。
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