韓国の旅客機事故 3歳児含む179人死亡 生存者は客室乗務員2人のみ
韓国の聯合ニュースなどの報道によると、29日9時07分頃、チェジュ航空の181人搭乗の旅客機が韓国南西部の務安(ムアン)国際空港に着陸中に滑走路を外れ、壁に衝突した。旅客機は炎上し、客室乗務員2人が救助されたが、乗客乗員179人の死亡が確認された。
事故があったのは、タイ・バンコク発、韓国・務安行きのチェジュ航空7C2216便(ボーイング737-800型機)で、乗客175人と乗員6人の計181人が乗っていた。客室乗務員2人が救助され、病院で治療を受けているという。
乗客は3歳〜78歳の男女175人で、年齢別内訳は、10歳未満:5人 、10代:9人、 20代:10人、 30代:16人、40代:32人、50代:40人、60代:39人、70代:24人。国籍は、韓国が173人、タイが2人で、日本人が搭乗していたという情報はない。
聯合ニュースは空港当局の話として、バードストライクのため、旅客機のランディングギア(降着装置)が降りず、胴体着陸を試みたと報じている。
Flightradar24によると事故があった機体(機体記号:HL8088)は、今月27日に済州(チェジュ)発・北京行き7C8135便として運航中に緊急事態宣言(スコーク7700)を発出し、仁川(インチョン)空港に緊急着陸していた。事故との関連は不明。(JX通信社/FASTALERT)