浅間山で火山性地震が増加 わずかな傾斜変動も
気象庁は22日、群馬県と長野県の境にある「浅間山」で、わずかな傾斜変動と火山性地震の増加が観測されているとして、火山の状況に関する臨時の解説情報を発表した。
3月15日頃から山体の西側での膨張を示すと考えられるわずかな傾斜変動が確認され、概ね1日あたり20回以下で推移していた山体浅部を震源とする火山性地震は、21日から増加しているという。
火山性地震の発生回数は、21日に39回、22日は15時までに37回(速報値)となっている。
気象庁は、火山活動がさらに高まった場合、噴火警戒レベル引上げの可能性があるとして、今後の情報に注意するよう呼びかけている。